気楽にブログ

2024-02-28 11:09:00

縄跳びが見つからない

幼稚園や保育園と小学校の違いの一つに、「予定・持ち物」があると思う。「明日は何があるのかを確認し、そのために持っていくものを準備する」親がしていたことを子ども自身がすることは、大きな変化だろうと思う。

 

子どもにもよるだろうが、自分の子を見ていると、5歳になれば「明日は豆まきがあるの」と、予定について話すことがある。また、ハンカチなどいつもの持ち物なら、自分で準備できるものもある。

 

だが、「あー、明日は図工でペットボトル使うから、家から持っていかないとな」とか、「雨の次の日だから、新しい靴で行くのはやめておこう」という思考は、小学生になってからだと思う。普段と違うことを把握し、いつもと違う準備をするのは、難易度が高い。

 

そして、明日何があり、そのために何を持っていくのかを考えるというのは、大人になってからも、ずっと必要なことだ。予定のための準備。小学生は日々の生活で、これから生きていくための合理性を養っていく。

 

これを促すのが、親が直接送り迎えをしないという状況だ。上の娘が小学生になって気づいたが、小学校では、先生と親との直接のやり取りが減る。もう一つは、文字を覚えるということだ。子どもは「予定・持ち物」を自分で書き、自分で準備する必要に迫られる。文字が書けるということは、予定や持ち物を思い出すために必須だ。

 

もちろん、まだまだ親の促しや確認が必要になるが、文字を使い、自分で予定からの準備を考えていくことで、自立心が育っていくように思う。このように「送り迎えと準備の2つが、親から離れていく」のが、子どもが小学生になるタイミングなのだろう。

 

実際には「まだ宿題やってなかった」とか「明日なわとび持っていくんだった」とか、急に言いだし、親とともに慌てて解決を試みることも、しばしば起こる。そして、予定からの準備を怠ることで不利益を被ることを繰り返し、「これは困るなあ」と学んでいっている。だろう。

 

親としてはそんな我が子を見、「こうやって大人になっていくんだね」と、成長を感じるとともに、子どもらしさが少なくなっていくことに、一抹のさみしさもある。「パパ、鍵持ったの?」と言ってくれるのは、大変助かるのだけれども。



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