気楽にブログ
良い性格の人
「顔もだけど性格も大事だよな」などと、「何様?」「お前が言うな」というツッコミを入れ放題な発言をしていた、若い頃の私。本人としては見た目だけではなく、性格(中身)も重視しているのだ、ということでドヤ顔であったのだろう、恥ずかしい限りである。
そして、色々と学びを得て今のところ「性格」について思うことは以下の感じだ。
1.性格は生まれつきの要素も多い
2.性格は変わる
3.性格に良いも悪いもない
性格というと「やさしい」とか「怒りっぽい」とかになると思うが、これらはどうやら「気質」ということらしい。そして、気質は遺伝子の影響を受けるようだ。つまり、生まれながらの要素も多い。
3つ子の魂は100歳まで、という言葉の通り、せっかちな人はずっとせっかちで、心配性の人はずっと心配性ということだ。自分の気質に合わない行動は取れるが、疲れてしまう。
一方、気質はホルモンの影響もうける。産後にママが急に情緒不安定になった経験をしたパパもいるかと思うが、それはホルモン量の変化の影響もあるだろう。
だから「やさしい」とか「怒りっぽい」とかも、本人が「そうしよう」と思っているのではなく、「そうなりがちである(tend to)」ということもあるのだ。
だから、性格をあれこれ言うのは、顔をあれこれ言うのと、大差ないように思う。持って生まれたものでもあるし、本人の意志ではないことの影響を受けるものだから。
そして、そもそも性格に良いも悪いもないし、その優劣を他者が判断するものでもないように思う。
だから「性格が良い人が好き」というのは、良い発言のようでいて、そうでもない気がするのだ。
うむ、やはりこんな理屈っぽいことを言うようじゃ、若い頃のようにはしゃいだ会話ができないのは当然だな、と悲しくなってきた。
誰か私に言ってほしい。
「人を好きになるのは、理屈じゃないんだよ」と。
整体サロン 気楽に屋(KIRAKUNIYA)