気楽にブログ

2024-08-06 20:28:00

オリンピックと8月6日

勝つと嬉しい。負けると悔しい。だけどきっと、勝負がもたらすものは、それだけではない。

 

ピアノコンクール、数学オリンピック、カーレース、映画祭、日本人や日本製が他国より優れているとき、私はすごく嬉しい。

 

それは当然のことであるように思われるし、悪いことではないだろう。だが、その優越感には、気をつけなくてはいけないとも思う。

 

応援してくれる人のために、相手より優れていることを示すために、人は競争するのだろうか。または、相手から奪うために、自分の地位を高くするために、人は勝ち負けを決めようとするのだろうか。

 

競争へと駆り立てるものは、沢山ある。勝負に勝つ嬉しさは、大きいものだ。

 

だからこそ、その危うさも知っておきたいのだ。

 

「他の誰かより自分が優れていると分かったとき、ものすごく嬉しい」

 

こう書くと、なんかイヤな奴だな、と思うことだろう。そう、そんな違和感も大事にして欲しいのだ。優越感に対する後ろめたさも、きっとあるはずだから。

 

争いが競争で収まるように、我々は工夫してきた。そしてこれからも工夫していく。

 

戦争にならず競争で留まるように。勝負の二文字には、実は色んな意味が隠れている。その多義性を、見ていこう。



整体サロン 気楽に屋(KIRAKUNIYA)