気楽にブログ
誹謗中傷 カッコ悪い
「弱い者たちが夕暮れ 更に弱い者を叩く」ザ・ブルーハーツ
SNSにおける誹謗中傷について。「気楽にブログ」には投稿機能がないこともあり、今のところ気楽に屋には、誹謗中傷が届いたことはない。だが、そのうち有名になれば「理学療法士が開業するんじゃねえ、ボケ」とか、「手当て整体?インチキでお金儲けですか?」とか、「偏見にまみれたブログが心底気持ち悪い」といった類のものが、届くのかもしれない。
前に書いたように私は既に「おっさんwith欺瞞」なので、真面目を装いつつ、人の悪口を言うのが大好きだ。特に他の整体院の「広告文」に関してしゃべり始めると、止まらなくなる。「骨盤矯正でダイエットって、本気で言っているのかな?」などなど、嫌味たっぷりだ。
色んな方が書いているように、誹謗中傷の背景には「嫉妬」や「憂さ晴らし」があるように思う。他の人がキラキラしているとき、人々の称賛を受けているとき、羨ましく思ってしまうのだ。また、自分より弱くしかも悪い人がいたら好都合で、安全な位置から正義の名のもとで叩くことで、報われない(と思い込んでいる)自分を慰めるのだ。
私が他の整体院の口コミを読んで、「椎間板ヘルニアがそんなにすぐ良くなるなんてあるかい!」とか、悪態をついてしまうのは、自分ができないことや高評価を受けていることに、嫉妬しているからだと思う。
また、自分のお店が儲からないのを「景気が悪いからだ」「消費税が諸悪の根源だ」「つまり政治家が悪いからだ、この☓☓☓野郎が」とするのは、それらは弱い立場ではないが、「悪しきもの」という私の決めつけをすれば、十分に責任転嫁ができるからだと思う。
そんなわけで、自分も人も悪口を言ったり言われたり、誹謗中傷したりされたりがある。
だからまあ仕方ないよね。ずっとあった人間の感情が、可視化されやすくなっただけだよ。
で、終わりにしたくもないので、改善策を考えてみる。
私が思いつくのは、昔、サッカーの前園選手のポスターで「いじめ、カッコ悪い」というやつだ。当時は、「うわ、ダサ。何このポスター」と思ったが、わりとあれは「効いた」ように思う。
「かっこ悪いからしない」そういう動機づけは、ethical(倫理的)であるために有効な気がする。子どもの頃に、私を含めみんなで一人をからかっていたとき、「お前らやめろよ」と言ったやつがいた。今思うと、そいつは本当にかっこよかったと思う。
手当て整体 気楽に屋(KIRAKUNIYA)