気楽にブログ
2025-02-03 16:08:00
整体の功罪とは
制度でも、産業でも、人間が作り出したものに「八方良し」を求めるのは、なかなか難しいと思う。
例えば「入試制度」「税制度」や「自動車産業」「放送・通信業」などについて、必要性は十分に理解が得られる。しかし、過剰、つまり「いきすぎ、やりすぎ」になると、「入試制度の問題」「自動車産業の問題」という感じで、厄介事もまた生まれる。
世のため、人のため、となることから始まったものも、両手を上げて称賛できるものは、なかなかない。加熱しすぎた入試、増えすぎた車、それらが生み出した負について、一言ある方も多いだろう。
そんなわけで、何かについてその負の側面を指摘するのは、割とたやすい。だが、大人ともなれば、それよりもう一歩先に進めてかっこつけたい。
そんなときに便利な言葉が
「功罪あるからね」だ。
ただ一方的に批判を加えるのではなく、良い面や恩恵にも目を向ける。「消費税が悪いって言うけど、まあ功罪あるからね」という感じだ。
そう言われると「何?消費税が諸悪の根源だと思っていたが、良いところもあるのか?」と考えるようになり、議論が深まる。かもしれない。
また、マスメディアや芸能が叩かれやすい昨今だが、「功罪あるからね」と言えば、それらから受けてきた恩恵を、思い出すこともできる。かもしれない。
というわけで、物知り顔で「まあ、功罪あるからね」を言っておくと、一方的な意見とならず、嫌われにくくもなるし、なんと言うか無難だ。
賛成なのか反対なのかはっきりしない、ずるい態度。ヒートアップしている相手から視線を逸らし、遠い目をして言うのがポイントだ。
手当て整体 気楽に屋(KIRAKUNIYA)