気楽にブログ

2025-03-24 12:22:00

たくましさとnegative capability

自分の子どもがどんな人になって欲しいか、何が大切だと伝えて育てるか、父親として語れるようになっておきたい。

 

「わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい」

 

自分が子供の頃に見たハムのCMを思い出す。確かに、ある程度の「たくましさ」は必要だと思う。多少の嫌なこと、不運なこと、それらを受容していける力だ。

 

最近、ネガティブ・ケイパビリティ(negative capability)という言葉を知った。無理やりポジティブに捉えなくても、ネガティブなままで受け入れ、それに負けないで踏み留まれる力だと理解している。

 

「ダメだったな」「不運だったな」でも、「まあ、これくらい大丈夫だ」と言える強さだ。

 

これがポジティブ・シンキングだと、「実は良かった。むしろラッキーだった」となる。それはそれで、有効なときもあるだろう。だが、自分が感じたことというのは、なかなか上手く書き換えられないこともある。誤魔化せないときがある。そんなときは、負を負のまま受容できることが必要だろう。

 

というわけで、子どもには辛さや悲しみも人生の1部として、まずはそのまま感じて欲しいと思う。無理に対抗しなくても、心に嘘をつかなくても、ギリギリで受け止めたなら、きっとリカバリーできるだろう。もちろんcapabilityだから限界もあるし、その限度を越えたら、次の手が必要だが。

 

いきなりネガをポジに変換・逆転など、できはしない。たくましさとは、負の感情を大切に出来ることだ。そしてそれは、やさしさにつながると思っている。



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