気楽にブログ

2025-07-07 17:22:00

6/28同窓会

<友人の話を聞いて構想中の演劇>

 

例えば、高校時代の同窓会があって、自分が好きだった人に会えたとする。そして、「昔も今も好きだな」と思えたら、それは素敵じゃないか。以下、男が書いて、まだ出せていない手紙。

 

世の中が、人々が、こうあって欲しい。そう君が思っても、なかなかそうはいかなかっただろう。

 

でも君は、せめて自分だけは、「自分が希望する世界にふさわしい人」であろうとしてきたのだろう。

 

生きていくうえで、それはきついことだと思う。理不尽な出来事や人を前に、どうやって折り合いをつけてきたのだろうか。確かさや正しさを求めて、それが揺らいだときに、どう納得したのだろうか。

 

希望を持たず、期待をしない。真面目さを放棄する。そんなことで、僕は大人になった気でいた。でもそれは、諦めだったり嘘だったのだ。

 

久しぶりに話をして、君がまだ、希望や真面目さを持っていることを感じて、素敵だと思った。

 

疲れてはいるのだろうけど、今でも輝く優しい瞳が、あの頃と同じように、僕を惹きつけた。

 

過去も未来も変えられなくて、どうにもならないけど、つい「もし」を考えてしまった。そのあと気を取り直して、とにかく自分の心の中に、今日のこの場面を残そうとした。

 

こんな気持ちになれたこと、その嬉しさだけで僕はいいんだ。そして君には、君のおかげで嬉しい気持ちになれる人がいることを、知っておいて欲しい。



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