気楽にブログ
痛みについて②
当サロンの痛みについての考えの続きです。内容として医学が含まれます。あくまでサン仲村の一意見として捉えて下さい。
そもそも整体は医療機関ではないので、「痛みを治す」という目的はありません。そして、医学においても「痛みを取ることのみ」を目的にはしません。私が目指すのは、痛みを治すのではなく、「感じなくても良いと思われる痛みを減らす」です。
<当サロンが対応出来る痛み>
腫れもない、普段はそれほど強く痛まない。しかし、同じ姿勢が続いたり、使いすぎると鈍痛が出る。これは気楽に屋が対応できる痛みです。肩こり、慢性腰痛、炎症期を過ぎた五十肩、膝などオペ後に半年経過した方、を想定しています。慢性的な痛みでも筋肉由来が主であれば、少しづつ変わっていくこと、程度を和らげられること、を経験しています。
痛みは複雑なので、実際は筋・筋膜、神経、血管、心因性、炎症、など色々な要因があり、一つではありません。「これが原因で、ここが良くなれば治る」などという、根本原因など「ない」と私は考えます。肩こり、腰痛、膝痛も、どの要因が大きいかで、対処できるかどうかが変わります。私の手に負えないケースもあります。経験から、ある程度の鑑別をし、できることにフォーカスすることが、私の強みだと考えています。
<当サロンが対応できない痛み>
ぶつけた、ひねった、すりむいた、これらはダメージによる痛みです。寝違えやギックリ腰の初期も同様です。これらは組織自体の傷なので、手当て整体の範疇ではございません。医療機関を受診してください。
ダメージを回復させようと、炎症反応からの痛みが出ることがあります。五十肩の痛み、術後や骨折後の痛みなどです。これらも医療機関の範疇です。リウマチ含め、関節内の炎症性の痛みに対し、私が出来ることはほぼありません。
慢性痛の中でも神経由来のもの(神経障害性疼痛)は、当サロンでは対応できません。ヘルニアや坐骨神経痛も、神経そのものにダメージがある場合は、私が治すことはできません。また、血管由来の痛み(糖尿病や閉塞性動脈硬化症)も、私には根本を改善することはできません。
痛みに関してほぼ何もできない、そう思われても構いません。15年、整形外科でリハビリ業務をして、沢山の疾患を担当してきた経験から、できないことが良くわかりました。だからこそ、筋肉由来の血行不良による痛みだけは、しっかり対応したいと思います。
原因を除くことは出来ませんが、上記した痛みも、最終的に感じるのは脳です。そのため、手当て整体の心地よさから、感じる痛みが減じることはあります。しかし、それはあくまで和らげているだけであり、根本改善を狙うことにはなりません。ご承知おき下さい。
筋肉をほぐして余計な痛みを和らげる、リラックス効果とともに、ラクになる。気楽に屋がご提供できるのはそこまでです。
手当て整体 気楽に屋(KIRAKUNIYA)