気楽にブログ

2023-08-09 19:14:00

笑顔が似合う 楽しくなる(TUBE)

夏休み!ということで、家族で伊豆の海に行ってきた。小学生の長女は「今年は海には入らないから」と言っていたが、着いた瞬間に気持ちが変わり、にこにこしながら駆け出した。塩辛くていやだ、べたべたするからいやだ、と言っていたのはどこへいったのか。それくらい、やはり海は魅力があるのだと思う。

 

下の子も、最近うまくいかないことがあると、すぐにむくれるという難しい頃なのだが、終始ご機嫌だった。パパは娘たちが「ごきげんさん」だと、とても嬉しい。もちろん、ずっとそうではないのだけども。

 

海に入って遊ぶのは楽しい。長女は「ずっといられるの、何でだろうね」と、その楽しさを不思議に感じたようだ。確かに、浮き輪一つ、小さなバケツ一つくらいで、ずっと遊んでいた。遊具がたくさんあるような遊び場でも、こんなにずっとは居られない。

 

その一つに、波があるように思う。穏やかな波であったが、毎回違う波が来る。その波に体を乗せたり、対抗したりするのは、体全体の楽しい体験だ。ぷかぷかしているのも、心地よい。開放感のある空と、何故かそんなに暑く感じない太陽と、「夏の中にいられるのが、海だ。」と感じた。

 

「見た」何を?「永遠を」「それは海に溶ける太陽だ」と、ランボーを気取りたいと毎年思うのだが、今年も曇りがちのサンセットであった。しかし、うす赤色になった空は、太陽がこの世界を色づけていることを、再確認させてくれた。

 

「夏の海 たゆたうほどに 気もほぐれ」などと、気楽に俳句を詠んでしまったが、これほど脱力でき、気持ち良いのは、やはり暑い夏の海だからだろう。「春の海 ひねもす のたりのたりかな」蕪村を真似してこしらえてみた次第である。

 

この夏は岡潔にまだハマっていて、ずっと読んでいる。皆さんにも知っていただきたいので抜粋する

「夏は万物が生命感にあふれている。いいですね。だから勉強もよくできます。勉強だって生命感の充実を離れてはあり得ません。フランスでは、季節が日本ほどはっきりしていないんですよ。だから、日本人がフランスに行って数学をやるのは難しいと思いますね。」

これは、失礼だが笑ってしまった。フランスに行ったら四季がないから、日本人が数学をやるのは難しいだろうなー、と考えたことは今までなかった。理系の人には、ほんのり分かる感覚なのだろうか、興味深いところだ。

 

「生命感の充実」を感じられるから夏は勉強がはかどる!を、ぜひ感じてみたかったのだが、いかんせん数学の本を持っていってなかったので、日本酒を頂いてお刺し身を食べ、自分の生命感の充実を感じてきたというところです。

 

手当て整体 気楽に屋(KIRAKUNIYA)