気楽にブログ
コーヒーを買いますので待っていて下さい
映画フル・モンティの紹介でも書いたが、友だちが何人かいれば、人生はコメディにできる。全部ではないが部分を、気楽にできる。
この前、皆で休みを合わせ、町田の実家の庭でBBQをした。私には小学校からの友だちで、今でも会う仲間が5人ほどいる。「おれらも人生後半戦だね」ということを言っていて、「前半戦は友だちが居たから楽しかったね。」という感想で一致した。休みの日のBBQということで、インスタ用に写真を撮るつもりだったが、すっかり忘れていた。というか、スマホを放って置いていた。
そう、友だちと一緒に居るときにスマホは要らない。それは今も昔も変わらない。大人になったから、要るのは少しのお酒と肉やつまみだ。子どもの時のジュースと駄菓子と、さほど変わらない。あとは、吸う人はタバコがあれば、ゆったりと話が弾む。
ちょっと前に久しぶりにルパン三世カリオストロの城を観て驚いたのは、とにかくよくタバコが出てくることだ。ルパンも次元も銭形も、よくタバコを吸う。スマホがないときのスキマ時間を、タバコが埋めてくれていた。そのタバコの場面がちょうどよい間を持たせているように、私には見えた。「まあ、急いだってしょうがねえ」ルパンのセリフは、せっかちになった令和の我々に、少しは響くだろうか。それとも、タバコとともにその間(ま!)でさえも、コスパ、タイパが悪いと、省かれ早送りにされるのだろうか。
ゆったりと待つ。ルパン一味は緊迫した場面では時間との勝負だが、それ以外ではのんびり構えている。銭形もルパンが来るのを、ただひたすら待っていられる。「おれは怖いから寝る」次元のセリフもどこか余裕がある。すぐに何とかしよう!とはならない。
BBQが終わり、町田駅のカラオケで光GENJIでも歌おう、となった。私は無性にセブンのコーヒーが飲みたくなり、道すがらで寄って買い、店を出た。みんなは談笑しながら待ってくれていた。タバコは吸っていなかったが。
友だちといるからだな、とふと思った。自分だけ急に勝手にコーヒーを買いに行くのも、それを待っていてくれるのも。
理学療法士の整体in厚木
手当て整体 気楽に屋(KIRAKUNIYA)