気楽にブログ

2024-01-14 11:37:00

見直される「手当ての力」

前回、よく分からないものをまた書いてしまったので、今回は久しぶりに整体の話題を書きます。

 

今回は見直される「手当ての力」について、ご紹介します。桜美林大の山口創先生の書かれた「手の治癒力」を参考にしています。しかし、丸写しではなく私の見解も入っています。誤りがある部分もあるかもしれないことは、ご承知おき下さい。

 

☆結論:手当てによる心地よさは、「疲れ、痛み、不安、イライラ、を緩和する作用」があることが、現代の科学でもわかってきています。それは脳からの作用であり、オカルトではありません。

 

手当てによる「心地よさ」自体は、なかなか数値で表しにくいものです。しかし、「感覚」は皮膚を介して脳に伝わることは、分かっています。そして、この脳への「心地よさ・快の触刺激」こそ、様々な効果を生み出す基になります。

 

手当て・マッサージをすると心地よさ・触覚は脳の視床下部を介し、自律神経の活動やホルモンに作用します。介入のばらつきが大きいので、検証は難しいようですが、副交感神経の活動は心拍から、ホルモン量は血中からそれぞれ数字で表せます。

 

ストーリーとしては、心地よさを感じている状態は、脳・体の機能としても、「今は回復の時間だな」と捉えることになり、より「休息の状態」を促すようにしていきます。胃腸の活動が活発になり、免疫活動が高まります。施術中におなかが鳴ったり、眠くなるのも、このためです。

 

つまり、ハンドパワーのようなオカルト的なもので体が良くなるのではなく、脳からの自律神経やホルモンへの作用によって、免疫と代謝の活動が上がるので、体が回復していきます。ヒトの持つ自己治癒力が発揮されることになります。

 

心地よさは数値化しにくいものです。ですが、実感として「心地よい」「楽になった」と感じる気持ちの変化が、体に影響していきます。そして体の回復は脳へと、相互作用が働いていきます。結果として不安やイライラの軽減、心の回復にもつながっていきます。

 

このようにサイエンスで、手当て・マッサージの効果に関する仕組みや、数字での検証がなされてきています。また、実感としての心地よさは、人々に「良きもの」として、受け入れられ、続けられてきました。それは、食べ物がおいしいと感じるように、心地よさが脳や体の回復をもたらすものとして捉えられるように、元々デザインされているからかもしれません。

 

気楽に屋では「トリガーポイントリリース(ソフトな指圧)」を手技として主に用います。その土台となっているのは「手当て」です。それは手当てがサイエンスの裏付けを見ても、自分の実感としても、また施術の効果の印象としても、有効であることが多いと感じているからです。

 

心身を癒やし、明日への活力となる「手当て整体」ぜひ気楽に屋にお越しいただき、お試し下さいませ。初めての方は60分コースがおすすめです。

 

手当て整体 気楽に屋(KIRAKUNIYA)