気楽にブログ

2026-04-04 15:54:00

灯せ!友情の火

私が小学生のときの運動会のお話です。

 

私のときは6年生で組体操があり、担任の先生は「お前たちならできるようになる!」とか「仲間と力を合わせることが大事だ!」と、熱血指導でした。私も、当時はひねくれておりませんでしたので「がんばってできるようになって、先生や親に見てもらいたい!」と熱い気持ちでした。

 

当日は曇りだったのですが、組体操の頃には雨が降り出しました。今なら安全上、中止も十分ありえますが、当時は昭和。当然続行です。

 

先生が太鼓をひとつならすと、1つのポーズ。雨が強くなるなか、技が決まっていきます。1人の体操から2人での組体操、5人での扇のポーズ、4段のピラミッド。

 

そして、ついに最後の見せ場、「キャンドル」になりました。これは、肩車された2人がスクラムのように肩を組み、その上に1人乗り、立ち上がって頭の上で丸を作って炎を形作るという、難易度Zのボーズでした。

 

私は下で肩車をしていたのですが、とにかく揺れます。首の付け根から肩あたりの狭いところで立ち上がるのは、今思えば相当危険です。雨ですし、キャンドルだけは中止もあり得ます。

 

ええ、でも当然やります。昭和ですから。

 

どーん、先生の太鼓が響きました。下が立ち上がる合図です。ドーン、もう一度鳴って、いよいよ一番上の人が立ち上がります。「うっちゃん、立てたかな」祈る気持ちで、下で必死にバランスを取りました。揺れながら、でも何とかバランスは取れています。

 

どーん、どーん、ややあって、先生の太鼓が2回鳴りました。ポーズが完成した合図です。「やった、できたんだ!」そーっと、そーっと、気を抜かずに降ろしていきます。

 

後日、8ミリの上映会。こわごわゆっくり、でもしっかりと立ち上がったキャンドルの先端に、炎の形が作られていました。降りしきる雨の中でも消えることのない、友情のキャンドルの灯が、ほんの2秒ほど、ともったのです。

 

ブログ画像

 

一番上で炎を作ったうっちゃんは、「あれはこわかったよー、雨の中でやらないでしょう普通」と、大人になって飲み会で言ってました。

 

そして、ちょっと笑ったあとに彼は言いました。

 

「でもね、できる気がしていたよ」と。

 

以上、サン仲村の気楽じゃなかった昔話でした!気楽に屋では、皆さんの熱血(たまに)を応援しています。



頑張りの後は労りを

 

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