気楽にブログ

2023-06-27 12:03:00

ここで10dlの水を加えます

数学が苦手だ。この苦手意識は、もうずっとこのままの気がする。前は数学が嫌いでもあった。今は嫌いではない。この苦手意識は、向上するために必要な気もするし、余計な気もする。というわけで、算数だけは娘が嫌いにならないように計らおう、と考えている。国語も音楽も、体育も、美術も、「苦手だけど、うまくできないけど、楽しい」ということはあると思う。そして、楽しければいいと思う。しかし、算数は、出来ないと楽しくないように思う。そして、出来なくなると、なかなかリカバリーが難しい科目だと思う。

 

娘が算数でつまずかないように、そして私が算数からやり直したいために、小学校の教科書やテストに目を通している。怒られるのを承知で書くが、算数の教科書は圧倒的につまらない。数学教育の権威の方たちが編集してこれか、とさえ思う。私が小学校の頃とほとんど変わっていないように感じる。

 

いいんだ、できる子たちは。私のように算数ができない、嫌いになりそうな予備軍にとって、この教科書はつらい。一つ例を挙げると、単位とSI接頭辞の問題だ。10dlは何mlでしょうか?何だこれは。嫌がらせをしているようにしか思えない。dlは普段使わないから、教えなくてもいい、ということではない。血中の濃度などで、目にすることもある単位だろう。だが、今教えても、混乱するだけだと思う。

 

とにかくキロとミリだけにしてくれと思う。長さになると、センチが出てくる。小学生ともなればcmは、日常でも使う単位だ。だから、日常と算数を絡めていくのは良いと思う。だが、接頭辞は独立させてわかりやすく教えることも、必要ではないか?キロは1000倍、ミリは1000分の1倍。私がこのシンプルな決まりを知ったのは、高校生になってからだ。小学校高学年なら、分かるように思う。この1000ずつというのは、重さも長さも一緒です。キログラム、キロメートルですね。じゃあ、キロの1000倍を知っているひとー?ギガ?おしい、そう、メガですね。メガビッグ、先生も買ってるけど当たりませんねー。と、やれば、生徒たちはたちどころに1000倍ずつの関係を理解するだろう。デシやセンチは10のn乗と絡めて、あとから教えれば良いと思う。

 

と思って娘に力説解説したところ「お父さんの説明よくわかんなーい」と言われ、やはり計らいは勢い余って「余計」となり、悲しかった。

 

手当て整体 気楽に屋(KIRAKUNIYA)