気楽にブログ
ネクタイを貸そう
「スティング」は、大好きな映画だ。よく言われるように、ロバート・レッドフォードの目と口元が、ブラッド・ピットにそっくりだ。ポール・ニューマンも最高にカッコいい。鏡に写った私と見間違えたくらいだ。
怒られる冗談はさておき。おもしろい!演技にだまされる!かっこいい男たちが出ている!という映画が見たい方は必見だ。繰り返し見たくなるので、プライムレンタルではなく、購入で良いかもしれない。
ただ、後半からおもしろくなるのは伝えておきたい。ポール・ニューマンの詐欺師ぶりが魅力全開の、列車でのポーカーの場面。そこまで観られれば大丈夫だ。あとはもう、最後までエキサイティングだ。前半は、もちろん大事だが、ちょっと入り込みにくいかもしれない。
そして、最後まで観たなら、必ず「うわ、だまされた!」と思うこと必至である。そして、「これはもう一度観てみないとわからないな」と、後日もう一度観てしまうことも必定である。おもしろい映画ってこういう作品のことなのですね。と同意して頂けると思う。
この映画に出てくるのは沢山の詐欺師だ。つまり、演技している人だ。役者は演技している人を演技している。または演技している人に気づかない人を演技する。これは、大変難しいことではないかと思う。結局、誰が演技していたの?と、混乱したコメントを思わずしてしまう。皆、演技していたのだけど。
ところで、悪者のビネガンは、殺しをしたり金とプライドに目がくらんだりするが、騙される、というのは「人の言うことを信じた」からだ。何回か観ているうちに、少しかわいそうな感じもした。何故か歩くときには足を引きずっているし、ものすごく強く悪いやつという演出はされていない気がする。この演出の意図はなんだろうか。
そして、オーシャンズもそうだが、現実なら騙したり騙されたり、盗んだり盗まれたりするのはイヤだが、エンターテインメントになると抜群におもしろいのは何故なのだろうか。
手当て整体 気楽に屋(KIRAKUNIYA)