気楽にブログ
ここで10dlの水を加えます
数学が苦手だ。この苦手意識は、もうずっとこのままの気がする。前は数学が嫌いでもあった。今は嫌いではない。この苦手意識は、向上するために必要な気もするし、余計な気もする。というわけで、算数だけは娘が嫌いにならないように計らおう、と考えている。国語も音楽も、体育も、美術も、「苦手だけど、うまくできないけど、楽しい」ということはあると思う。そして、楽しければいいと思う。しかし、算数は、出来ないと楽しくないように思う。そして、出来なくなると、なかなかリカバリーが難しい科目だと思う。
娘が算数でつまずかないように、そして私が算数からやり直したいために、小学校の教科書やテストに目を通している。怒られるのを承知で書くが、算数の教科書は圧倒的につまらない。数学教育の権威の方たちが編集してこれか、とさえ思う。私が小学校の頃とほとんど変わっていないように感じる。
いいんだ、できる子たちは。私のように算数ができない、嫌いになりそうな予備軍にとって、この教科書はつらい。一つ例を挙げると、単位とSI接頭辞の問題だ。10dlは何mlでしょうか?何だこれは。嫌がらせをしているようにしか思えない。dlは普段使わないから、教えなくてもいい、ということではない。血中の濃度などで、目にすることもある単位だろう。だが、今教えても、混乱するだけだと思う。
とにかくキロとミリだけにしてくれと思う。長さになると、センチが出てくる。小学生ともなればcmは、日常でも使う単位だ。だから、日常と算数を絡めていくのは良いと思う。だが、接頭辞は独立させてわかりやすく教えることも、必要ではないか?キロは1000倍、ミリは1000分の1倍。私がこのシンプルな決まりを知ったのは、高校生になってからだ。小学校高学年なら、分かるように思う。この1000ずつというのは、重さも長さも一緒です。キログラム、キロメートルですね。じゃあ、キロの1000倍を知っているひとー?ギガ?おしい、そう、メガですね。メガビッグ、先生も買ってるけど当たりませんねー。と、やれば、生徒たちはたちどころに1000倍ずつの関係を理解するだろう。デシやセンチは10のn乗と絡めて、あとから教えれば良いと思う。
と思って娘に力説解説したところ「お父さんの説明よくわかんなーい」と言われ、やはり計らいは勢い余って「余計」となり、悲しかった。
手当て整体 気楽に屋(KIRAKUNIYA)
つながりがつながる
おもしろそうだな、と思って小説を買う。そして、その解説を読むと、自分のお気に入りの作家が書いていることがある。あー、この人もこの小説家が好きなんだな、と思って嬉しくなる。こういうことはよくあって、自分がおもしろいと思う人たちは、お互いにつながっていることが多い。最近だと森毅さんのエッセイを読んで、なんか河合隼雄先生に通じるなー、と思って調べてみたら、ずっ友、マブダチであるようだった。このまえ書いた養老先生は、それこそ河合隼雄先生からはじまって、福岡伸一さん、土井善晴さん、甲野善紀さん、自分が追いかけている方たちと対談していらっしゃる。
私が「良い」と思うセンス、なかなかいいんじゃないの、と思う。これらの方たちの言葉に影響を受けていければ、気楽に屋は素敵な場所になるだろう。
手当て整体 気楽に屋(KIRAKUNIYA)
謙虚さはどこから
将棋はルールも知らないくらいなのだが、たまにYou Tubeで名勝負などを見るのが楽しい。解説の人も驚くような指し方が出て、こちらはその凄さがわからないのだが、感嘆している人を見るのが私は好きだ。それはサッカーやテニスも一緒で、「何だ今のは!」というシュートやショットを見るのは、それを見ている人の反応とともに楽しい。
あと、将棋は終わり方が独特だ。お互いが礼をしたあと、勝った方も何だか神妙な顔をしていることがある。あれは何なのだろうか。そして、感想戦というのもある。どういった試合内容だったか振り返るとき、勝負というより将棋そのものに興味が移っているように感じられる。
相手がいるから、良い試合になる。勝負も楽しいが、良い内容の試合がしたい。驚くような一撃が出たら楽しい。そんなことは、高校でテニスをやっていたときには、私は感じる余裕はなかったように思う。そして、トップの人たちは驚くほど謙虚だ。テニスで言うと、優勝スピーチでは必ず相手を思いやる発言をする。あれこそ、体育や英語の授業で紹介したら良いと思う。将棋の藤井竜王も、いつも謙虚だ。足りなかったところをもっと勉強して、みたいな発言をする。
相手に対する敬意、競技に対する敬意、そして全てをコントロールできるわけではない、という前提。一流の人はそれらが分かっているからこそ、謙虚になるのだろうと推測してみた。「ほらー、ほぐれでしょう!楽になったでしょう!」と、自分の手柄を押し付けている私は、まだまだまだ、というところでございます。
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野口整体に可能性を見た
整体院を開いたからには、整体について知らねばなるまいて。と思い、調べてみると、「野口整体」というものが出てきた。「野口三千三」聞いたことがあるくらいなので、本を読んでみて、驚いた。私が行っている手当て整体の、筋肉をほぐす、緩める、という目的に合致していたからだ。「不必要な筋肉の緊張を取り去ったとき、重さが生きてくる。そして筋肉の微妙なはたらきが生まれる」野口語録はどれも、読んで腹落ちするものだった。私は手当て整体で筋肉を緩めることが、痛みや疲れの緩和になると考えている。だが、そこからもう一歩進んで、良く動くために緩むという可能性を、見ることができた。緩むから良く動けるとしたら、これはスポーツにつながるではないか。
早速私は緩めることを実感するために、野口体操を本を頼りにやってみた。ぶら下がりの体操では、力が抜けて骨盤に乗っている感覚が得られた。・・・これは良い。私はテニスをやっているが、とにかくすぐに力んでしまう。野口整体を活用できれば、良いショットが打てるかもしれない予感がした。日曜日に早速、ぶら下がりの体操の感覚でリターンを構えてみた。何球か、力が抜けて軽く打てた気がした。不必要な筋肉の緊張が取れれば、パフォーマンスが上がるかも!期待が高まり胸躍るところだ。
痛みや疲れが和らぐだけではなく、動きがよくなれば、スポーツ整体を気楽に屋で展開できるかもしれない。あと、野口三千三は芸大で音楽や美術の学生に体育を教えていたようだ。パフォーマンスという意味で、芸術とか音楽も体育につながるのだ。美と体育と音楽。自分の考えてきたことが色々とつながってきている。養老孟司先生とも本を出されているようだし、自分が影響を受ける人が、お互いにつながっていることを感じる。日本の整体、日本の体育。整体院だからこそできることを探ろうと思う。
手当て整体 気楽に屋(KIRAKUNIYA)
吉井怜さんにインタビューして頂きました
俳優の吉井怜さんにインタビューをしてもらい、出来上がった記事を自店の広告に使用できるというお話を聞き、お願いしました。普段、「痩せる機械を購入しませんか」というセールスはお断りするのですが、吉井怜さんにお会いできるとのことに舞い上がり、「機械ではなくて機会なら買おう」と、自分を納得させました。担当の方に吉井怜さんをご存知ですか?と言われたとき、私はとぼけた答えをしましたが、本当は知っておりました。何せ同世代のグラビアアイドルの方ですからね。
取材では吉井さんが「気楽に屋さんでは〜なんですか?」と言った感じで、穏やかな笑みとともに質問してくださり、私はもう、エレカシの宮本さんばりに熱く思いを語りました。吉井さんは白血病という大病からカムバックを果たし、テレビで活躍しておられます。「病気を乗り越えられたからこそ、ごんなに美しくなれたのですか?」と、日記に書いた岡本太郎と美についてのことなど、もちろんこちらから聞けるはずもなく。ただただ「穏やかな方だなー。」「素敵な笑顔だなー。」と、一気にファンになりました。
インタビューの最後には「私も手当ての効果は感じます。自分でも、もっとやってみます。」というような趣旨のことをおっしゃって下さり、記念写真やサインまで頂き、私は幸せ者となりました。今日までなんだかぽかぽかしております。うーん、笑顔は人を元気にするなー。元気になるには、推し活をして笑顔をもらった方が手当て整体より効くかも。と思ってしまいましたが、そんなことを言うと私の仕事がなくなるので、書くだけにしておきます。
躍進企業応援マガジン COMPANY TANKという雑誌にインタビューが掲載予定です。載りましたらまたお知らせします。
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